キャバレー社長の「楽しまずとして何の人生ぞや」

会社経営者&カウンセラーです。前向きに楽しくなるような事を日々語っていきます。

【携帯業界その後】

仕事・人間関係を108倍楽にするカウンセラー、キャバレー社長です。


本日のテーマは
【携帯業界その後】

前回ブログでは人気企業について書いたので、今回は携帯業界についてです。


10数年前、携帯電話の開発をしている知り合いがいました。当時はガラケーの時代で携帯市場は国内メーカのみ、これからの時代を担う業種に就いている友人はこれから先は安泰だと思っていました。


国内メーカでの携帯開発は人気業種でした。技術者ってみんなが使用しているものを開発したいものですね。


因みに当時の携帯電話のシェアを調べると


1位 NEC 27.7%(前回ブログに引き続き登場^^)
2位 パナソニック 19.7% 
3位 シャープ 10.0%
4位 三菱電機 9.0%
5位 三洋電機 7.2%
以下ソニー東芝富士通と続きます
(2001年度)


NECのシェアが大きいのは、蜜月と言われたNTTで機種を販売していたのも大きく、またその蜜月さ故に当時の郵政省(現・総務省郵政事業庁)と組み、海外通信大手の日本進出を阻止するために世界標準(GSM)とは異なる独自規格(PDC)を押し通しました。


その結果、携帯電話の国内市場は2008年頃まで国内独占状態が続きます


いわゆるガラパゴス化です


結果作られた国内独占状態で携帯事業は安泰だったのかと言うと、結構儲かっていませんでした。


なぜか?


当時、携帯電話は1年毎に機種変更する人が多く短期間で新機種開発するためにコストがかかり、かつ開発終了後も不具合の修正に追われていたからです。(昔のファミコンソフトなんてバグあってもそのまんまやったのにね)


そのような状態のなか2008年iPhoneが発売されて瞬く間にスマホの時代に。気が付けば先に挙げたメーカはどうなったのか


1位 NEC 27.7%
→3%以下 カシオ、日立と統合
2位 パナソニック 19.7%
→6.9% 
3位 シャープ 10.0%
→12.1% 
4位 三菱電機 9.0%
→撤退
5位 三洋電機 7.2%
→3.4% 京セラと統合
(2014年度)


唯一シャープが頑張っていますが悲惨な状況ですね。スマホになって開発費用もかさんでいるので単体事業としては苦しい状況です。(NECレノボへの売却、パナソニックは撤退を検討している)


ちょっとでも油断、独占状態にあぐらをかいていると、花形の業界でも10年後どころか5年後はどうなっているか分からないです。携帯業界の場合は、まさかスマホがここまで普及するとは、まさか結果日本企業のシェアが縮小・撤退していくとまで思わなかったでしょう。


日本だけ独自の規格を採用していたからってのも言い訳になりません。同じく独自の規格を採用していた韓国からスマホ世界シェア1位のサムソンがでてますし・・・。


企業だけでなく、業界の見通しが明るいと思っても一寸先は闇。因みに知り合いは、携帯電話に将来性を感じなくなった時に他業種に転職しました。


常に時代を読んで判断していく事は重要ですね。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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